2020.04.08更新

インプラント治療は、すべての患者さんにできるわけではないのです。
例えば、全身的な原因として、糖尿病や高血圧、骨粗しょう症などの病気を抱えている患者さんの場合、
インプラントに限らず、抜歯などの手術もできないことがあります。
一方、局所的な原因でインプラントが使えない場合もあります。
インプラント治療は、歯を抜いた後で、そこに十分な量と適切な硬さの骨が
あって初めて適用できるものですが、歯を抜いて時間が経つと、骨が吸収して
減ってしまうことで、骨の量が少なくなっている場合が多いのです。その場合
、人工の骨を使って骨を造成させる技術が進んでおり、現在では多くのケース
でインプラント治療は可能になっています。
しかし、上顎の大臼歯部では上顎洞という大きな空洞があり、また下顎臼歯
部では下歯槽管という、大きな神経や血管が入った管が骨の中に入っています
。そのような場合では、今まではインプラント治療ができないことが多く、で
きたとしても、例えば上顎洞までの骨が少ない場合などは、上顎洞底挙上術と
いって、上顎洞の中に骨を填入して、約8~10ヶ月後にインプラントを入れる
といった特別な処置が必要でした。そのデメリットは、手術が2回に渡ること
や治療期間がかなり長くなるといったことがありました。また、それに伴い治
療費も高くなります。
そこで、近年ショートインプラントという短いインプラントが登場したこと
で、それらの問題も解決され、非常に良い治療結果がもたらされています。つ
まり、今までのインプラントでは対応が困難であった垂直的に骨量が不足して
いる症例において、新たな治療オプションとして多くの注目を浴びています。
とくに、今まで不可能であった下歯槽管までに十分な量の骨が無いケースにで
も応用でき、インプラントの適用範囲が大きく広がりました。
私たちのクリニックで用いているのは、ジンマーバイオメッド社から提供さ
れるT3ショート・インプラントです。インプラントの直径が、5mmと6mmがあり
、長さもそれぞれに5mmと6mmがラインナップされています。従来の多くのイン
プラントシステムでは、一番短いインプラントでも8mmが限界でしたが、多く
の研究の結果、このように短いインプラントでも長期に渡って機能することが
分かったのです。今までインプラントができなかった部位や、できても多くの
付加的な処置が必要であった部位において適用できるようになったことは、現
代医学のサイエンスとテクノロジーの進歩だと思います。今までインプラント
ができずに諦めていた患者さんにとって大きな朗報です。もちろん、適応症が
あり、十分な診査が必要ですので、一度、当クリニックに相談に来ていただく
ことをお勧めします。

ショートインプラントの適応部位

ショート

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